皆さま、このような素晴らしい機会をいただき、心より感謝申し上げます。私の名前はピーテル・ヘルガート（Peiter Hergert）と申します。アメリカ・太平洋岸北西部を拠点に活動するデザイナー兼ディレクターです。私のクリエイティブな旅は、2000年代初頭、ロサンゼルスの活気あふれる環境から始まりました。デザインスクールを卒業後、テレビやインタラクティブデザインの分野に足を踏み入れました。そこでは、カシオ、ジェームズ・ボンド、ソニー、そしてオリンピック組織といったブランドのために作品を制作する機会に恵まれました。これらの経験を通じて、デザイナーやアニメーター、さらにはディレクターとして、制作プロセスの隅々まで学ぶことができました。

10年間業界に携わった後、私は転機を迎えました。ポートランド（オレゴン州）にある有名なWieden+Kennedy本社で、モーションデザイン部門を立ち上げ、リードする役職をオファーされたのです。ここで、14名のデザイナー、アニメーター、ビジュアルエフェクトアーティストから成るチームを構築し、成長させる経験を積みました。私たちの部門では、プリプロダクションからプロトタイピング、デザイン、アニメーション、ビジュアルエフェクト、ポストプロダクションまで、多岐にわたる業務を担いました。その中には、ナイキ、コカ・コーラ、ダッジ、オールドスパイス、デルタ航空、EAなど、名だたるブランドのプロジェクトも含まれていました。テレビ放送、インタラクティブ、屋外広告、モバイルといったさまざまなメディアをまたぎながら、新しい可能性を模索しました。

8年後、私は新たな挑戦を求め、独立する決断をしました。フリーランスの道を選んだことで、GMUNKやAsh Thorpのようなクリエイティブなビジョナリーや、Apple、Verizon、BMW、Microsoft、Sonos、Disneyといったグローバルブランドとのコラボレーションの扉が開かれました。私の役割は、ディレクション、デザイン、アニメーションと多岐にわたり、2Dや3Dの両方で活動し、スタイルの幅広さに対応しています。

デザインの枠を超え、デジタルアーティストとしても活動しています。ブランドやキュレーションと協力し、大規模イベント向けのビジュアル作品を制作しています。最近では、Microsoft、Ahead、ニューヨーク・マンハッタンに拠点を置くArtechouseのために、大規模かつ高いインパクトを持つビジュアルを手掛けました。

これまでのキャリアを通じて、私の目標は常に同じです。それは、大胆で感情に訴えるデザインを通じて、意味のある物語を伝えること。この旅を皆さまとともに歩むことができる喜びを、心より感じています。